アルミホイルは占術防止に効果なし。
- Wataru Kashirabe

- 9月13日
- 読了時間: 2分

エディンバラ調査団は12日、アルミホイルが占術による覗き見防止にほとんど影響を及ぼさないとする研究結果を発表した。エディンバラ調査団のアンドリュー・シフトン氏らによるこの研究結果は「Journal of Arcane Studies」に9月12日掲載された。
英国の隠されし世界では近年、若者を中心に「部屋の壁をアルミホイルで覆えば、占術による盗み見を防げる」という噂が出回っている。
アンドリューはレポートの中で「確かにアルミニウムには高い酸素遮蔽、耐水、耐油、電磁遮蔽・反射、赤外線反射、遮光、耐熱性能がある。しかし実験の結果、魔力を遮断する効果は認められなかった。ただし、一部の実験ではわずかに魔術効果を減退させる結果も認められたが、これはアルミニウム本来の電磁遮蔽や耐熱性能が作用したことによるものであると考えられる。今回の研究では、占術のような純粋な魔力を媒介とする魔術効果に対して、アルミニウムが有効であるというエビデンスは得られなかった」とした。
一方アルミニウム化合物である明礬は、古代エジプト時代から様々な用途で使用されており、主に錬金術分野において魔術触媒としても利用されてきた歴史がある。しかし、アルミニウムの魔術利用に関しての歴史は浅い。
マーリン評議会の魔術師ヘレナ・ウィンターズはこう語る「アルミニウムをある種の類感呪術の触媒として用いることで、一定の対魔術効果を得られる可能性はある。それには、アルミニウムを特定のレガリア(象徴)として昇華させる必要があるだろう。ただし、それによって得られる対魔術効果は、およそ既存の防護魔術を超えるようなものではないので、到底開発コストに見合うものではないだろう」と語った。




